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ジュースの自動販売機は進化停滞中?

ジュースの自動販売機は世の中に数えきれないほどあるが、そのほとんどが同じようなデザイン、仕組みであり、長らくほとんど進化していないように思う。しかし近年、少し改良されたものも現れている。そこで少し、問題点や改善策などについて考えてみた。

まぎらわしい硬貨投入口

通常、自動販売機本体の中腹あたりに硬貨投入口があるが、多くの自動販売機には投入口の近くにカギ穴があるのをご存知だろうか?私はよく、投入口と間違えてカギ穴に硬貨を入れようとして失敗することがある。これはなぜか?おそらく投入口とカギ穴が同じような材質、色(銀色が多い)であることが起因していると思われる。ジュースを買うとき私はいつも、どれを買おうか選び、押すボタンを確認しながら硬貨を入れるため、投入口をマジマジと見ているわけではない。視界の中でもピントの定まっていない部分でぼんやりと認識している程度だ。そのせいで同じような材質、色の場合に間違ってしまうのではないだろうか。これにより損害を受けるわけではないが、やはりユーザーにとって使いやすいにこしたことはないので改善されるといいなと思う。そこで改善策は何か。

まずはカギ穴をまったく違う場所に設けること。自動販売機の側面、また前面ならば離れたところに設ければ、視界に入らないので間違えることはないだろう。次に、カギ穴の部分を塗装するという方法もある。自動販売機本体と同じ色に塗れば見た目もいいし、新たに違う場所に設けるよりコストも安く済むのではないだろうか。ただ、カギを抜き差しするため、単純に塗っただけでは色が剥げてくる可能性もあるので技術的解決が必要だと思う。

取り出しにくいうえに一番下にある取り出し口

お目当てのボタンを押すとガタンゴトンという音とともに取り出し口に現れるジュース。これを取り出すとき、わずらわしさを感じたことはないだろうか?取り出し口が一番下というのは子供から大人まで誰でも届くところなので問題ないと思われるが、実はそうでもない。しゃがむのはわりと億劫なものだ。しかし取り出しやすければ、その気持ちも少しやわらぐだろう。そこで取り出しやすさと位置についてそれぞれ考えてみた。

取り出し口の構造

取り出しやすいか否かは取り出し口の構造に関連し、この口についてはさまざまなタイプがあるようだ。大きく分けると「上アゴだけのもの」と「上下にアゴのあるもの」に分かれる。「上下にアゴのあるもの」は、上アゴを開くと下アゴが連動して開くので、とても取り出しやすい感じだが、マシという程度で大差はない。そして、ただでさえ取り出しにくいのに、自動販売機本体にはご丁寧に「一本ずつ取り出してください」などと書いてある。こんなもの読まずに連続でボタンを押すひとはいるはずなのに、この一文を入れることにより、取り出しにくいことを正当化している気さえする。こんなものを書く暇があるのなら、二本以上入っていても簡単に取り出せる口を開発するべきではないだろうか。口はあんなに大きいのだから。

取り出し口の位置

ほとんどの自動販売機は取り出し口が一番下にあるが、これはなぜだろうか?内部構造について詳しくは分からないが、何か技術的な都合でこうなったのだろうと思う。前述のとおり、取り出し口の構造があまり良くないため、下にあると余計に億劫に感じることがある。しかし最近(といっても何年も前からだが)、取り出し口が腰の高さぐらいにあるものもある。子どもでも届く高さなのであまり問題はなく、非常に取り出しやすい。取り出し口はともかく、これならストレスがやわらぐことだろう。この新しい自動販売機は硬貨投入口なども改善されていて良い。早いところ町中の自動販売機をこのタイプと取り換えてほしいものだ。

今後に期待

自動販売機のデザインはまだまだ改善の余地があると思う。私たちがよりよい自動販売機ライフ(?)を過ごすためにも、各メーカーおよび設置場所にはがんばってもらいたいものです。

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